ボビーZ 『ボビーZ』を観る。メキシコの麻薬組織のボスがヨアキム・デ=アルメイダだったり、お約束のキャスティングはいいのだが、全体にセンスの感じられない構図が多く編集も杜撰。DVDの音声レベルまで適当というのは論外だとして、原作つきの映画にありがちなことだが脚本も説明不足で粗雑なものである。で、あるにもかかわらず、何となく観られてしまうのは、動機の希薄な主人公を演じたポール=ウォーカーの癖のない色男ぶりによるところが大きいのではないだろうか。人徳というものである。 共有:TwitterPrint