ボーン・アイデンティティー

『ボーン・アイデンティティー』を観る。もちろん、以前にも観ているわけだが、この歳になると記憶とは速やかに薄れるものであり、『スプレマシー』と渾然一体になったところもあったりして、非常に新鮮な感じである。マット=デイモンもクライブ=オーウェンもすごく若く見えるし。自分も歳をとったが、こいつらも歴史を重ねた。『アルティメイタム』のデヴィッド=ストラーザンもよかったが、クリス=クーパーの不貞腐れたようなケース・オフィサーは実に説得力がある。語り口としては第二作、第三作の監督をやったポール=グリーングラスのほうが好みみたい。