ウォンテッド

ice『ウォンテッド』を観る。監督は『デイ・ウォッチ』のティムール=ベクマンベトフで、主人公が泥沼の日常に足をとられている感じが相変わらず絶妙にうまい。運命の暗殺者になってしまうあたりは妄想の度合いが突き抜けていて、ちょっとついていけないけど。登場人物が揃って弾道を曲げることに執着しており、そんなことばかりやっているものだから展開が微妙に単調となっているような気もするのだけれど、ロシア的に非道な展開は結構、好きかもしれない。