チョコレート・ファイター

2009-08-23 18:39:01 +0900『チョコレート・ファイター』を観る。話の筋は格闘映画の王道というべきステージクリア展開であり、格闘ゲームそのものという感じなので込み入ったところも感心するところもまるでない。ウリといえば少女が特撮なしでその格闘をこなすという点であり、これについてはいささか見応えもあって、エンドロールで流れるNGシーンをみるとさすがタイ映画と感心したくなるような荒っぽさなのでそれなりに大したものである。最後の方では何だかドリフのコントのような舞台装置となって、ここでひたすらに闘うわけだけれど、テンションは維持されているし、客を飽きさせまいという工夫は随所に凝らされている。何しろ出演者が体を張っているというところを評価しなければなるまい。意気込みというものを割と買う方である。阿部寛が主人公の父親の役で出演している。