デュプリシティ 『デュプリシティ』を観る。ジュリア=ロバーツとクライヴ=オーウェンの競演によるスパイコメディで、スパイと言っても企業スパイなのでそれほど物騒なこともなく、重量級の配役だけあって作りの方もそれなりにきちんとしているので、筋書きに感心するところはないにもかかわらず、なかなか面白く観られる。しかしながら多少、洒落たところのあるダイアログは翻訳がまるでイケてなくて、これを字幕だけで観るのはかなりしんどいのではあるまいか。多分に趣味の問題であるとは思うのだが、センスというものが感じられないのである。 共有:TwitterPrint