『幸せの1ベージ』を観る。原作は『秘密の島のニム』という児童文学だとか。ジョディ=フォスターがフィーチャーされているけれど、アビゲイル=ブレスリンの映画であろう。アビゲイル=ブレスリン版『ホームアローン』。ジョディ=フォスターはサンフランシスコ在住、引き籠もりの冒険小説家というおいしい役柄で、その書斎がとってもいい感じなので、ずっと引き籠もっていて欲しいくらいなのだが、本題は南の島の冒険。そこに脱引き籠もりの珍道中が絡むので、結局のところ何だかよくわからない筋書きになっている。サンフランシスコから何処だかわからない南の孤島へ移動するということだけでも大仕事であり、脚本家はその困難をもう少し吟味するべきであった。本題に入ったところで残り20分というのは、いかにも問題があろう。書斎のセット以外に見どころがないというのもアレだねぇ。