Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

snow『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を観る。ケヴィン=コスナーにシリアルキラーをやらせようというあたりとか、影の人格としてウィリアム=ハートが存在感をみせていることとか、アイディアはそれなりのものがあるのだけれど、細部まで練り込まれた脚本という感じはなくて、辻褄のあってないセリフとか、何だかもったいない感じ。上映時間は2時間あるのだが、もう少し刈り込んでシンプルな話にするべきではなかったか。デミ=ムーアのエピソードはほとんど不要とみえ、両雄並び立たせようとした結果、虻蜂取らずという。残念なことである。