『ウィッチマウンテン/地図から消された山』を観る。おどろおどろしいタイトルだがディズニー映画。クライマックスでは結構、派手な撃ち合いも行われるのだけれど基本的に弾は当たらないことになっている。ザ・ロックことドウェイン=ジョンソンが宇宙人の子供たちを助けるヒーローで、押し出しのわりにこんな役が多いみたい。ゴム人形のような、無駄に歯の白い、非人間的な存在感がそうした役柄にまたよく合っている。オープニングにUFO目撃の歴史がコラージュされており、続く未確認飛行物体墜落、即時対応のシークエンスもなかなかの緊張感だが基本的に子供向けの映画なので逃亡劇も遊園地的に緩い。途中から犬が一行に加わったり、何というか基本を外さないあたりはさすがディズニーという感じで感心はするものの。ヒロインの博士が使う黒のMacBookが演出の都合からバックライトキーボードを装備しているように描かれていて、これはちょっとかっこいいかもと思ったことである。