『スモーキン・エース2』を観る。ジョー=カーナハンの監督・脚本による前作は、わりと豪勢な劇場映画だったけれど、これはいわゆるオリジナルビデオというやつで、話にも直接のつながりがあるわけではなく、暗殺者が一堂に会してドンパチやるという設定に相関があるくらいのものである。そうはいってもビデオ作品にしては手がかかっているとみえるところもあって、そこそこの出来。対物ライフルによる遠距離掃射みたいな前作並みの見せ場を期待するべきではないが、ヴィニー=ジョーンズが暗殺者の一人として出演しているので、それだけでも雰囲気があったりと多少の美点もある。トム=ベレンジャーも出ていて、こちらは老け込み方に驚く。