たとえるならバストーニュの森である。第一大隊は既に打撃を受けて後方に撤退という状況で投入され、凍りついた地面を掘ってタコツボをつくるというあたりまではともかく、ともに前線を形成すべき部隊は、ともすると後退しようという意図が透けてみえるあたりが辛い。掩蔽を掠めて着弾があるなか、それにしたところで容易ではないことが何故、わからないのか。