悪の教典

貴志祐介の新刊『悪の教典』を読む。上下分冊のハードカバーはそれなりの分量だが、リーダビリティの高さは当たり前ではなく、すらすらと読めてしまう。上巻の運びもかなり早いのだが、下巻に至り、あまりといえばあまりな展開に思わず居住まいを正してしまったものである。いやはや。
あまりに心が荒んだので、『ペンギン・ハイウェイ』をひっぱり出してきて読む。やはり、同じところで泣けてしまう。夏休みだ。