『(500)日のサマー』を観る。時空を往還する物語なので、一度目は新鮮、二度目は反芻の面白さがあって、これは二度観るべき映画。トムの部屋はしゃれていて、日用品の並んだ棚がいい感じ。オータムがどこかに登場しているのではないかと思って探したのだけれど見つからない。DVDの未公開映像にはトムの両親が出てくるシーンもあったりして、本編に入っていても違和感のない様子なのだが、恐らくはトムの孤立を深める演出上の意図からカットがされており、全体として編集ではむしろ下手に収まりをつけない感触に仕上げてあって、なかなか考えられている。