ジャンク

そろそろ秋も深まる頃合い、ということで甲府くんだりまで出かけて秋冬ものの衣料を買い求める。もちろん、こうした分野の関心は主に家族のものであって当方の役割は荷物持ち。
昼は簡単に済ませる筋合いのものであって、ちょっとした気の迷いで、店内にあってひときわ異彩を放ち恥ずかしげもなく店名にジャンクの名を入れた小規模チェーンで風変わりなラーメンを食したのだが。
分厚く投入されたチャーシューは、これがいわゆる二郎系の分派であることを窺わせ、野菜増し、ニンニク増しといったマシマシの作法もそれを追認する。極太の麺は固めに茹でられ、縮れており、味は薄く、食感は山梨名物ほうとうに近い。近くて、つまり名物にうまいものなし。 な し 。
昼飯の敗北感を抱えたままゴシック風コートやらコーヒー豆やら石けんやらを買って帰宅。