『バーレスク』を観る。アイオワからハリウッドに出てきた娘がショウクラブで成功する姿を描くミュージカルで、シェールがクラブの女主人、クリスティーナ=アレギラが主人公のアリを演じている。今どき珍しい感じのステージパフォーマンスは華やかなもので、物語はシンプルだし、とにかく元気がいいので気持ちよく観られる。シェールは結構いい年になっているはずだが、若い。
スタンリー=トゥッチが女主人をサポートするゲイ、エリック=デインが感じの良くない不動産王という配役で、キャスティングがお約束を外していないあたりは重要であり、予定的に調和するストーリーと相まってエンターテイメントとしての質は高い。クリスティーナ=アレギラのある意味、特徴的な風貌も魅力的に撮られており、なかなかかわいい。