『リトル・ランボーズ』を観る。『ランボー』がヒットした当時のイギリスを舞台に、厳格な同胞協会の家庭に育つ空想少年と金持ちの悪ガキが出会って、『僕らのミライへ逆回転』に出てくるような自主映画を製作するという話を軸に物語が展開する。『銀河ヒッチハイクガイド』のガース=ジェニングスの自伝的ストーリーで、映画とのファーストコンタクトが人生を豊かにするあたりが好ましく描かれている。子役はいずれも素晴らしい仕事をしていて、ラスト近くのリー・カーターの表情はいったいどうやって撮ったのだろうという気すらする。あれが演技だというのであれば、そら恐ろしい表現力だと思うのである。