原理原則

結局のところ、政治において重要なのは、公約あるいは政策そのものでもなく、原理原則なのではないかと思う今日この頃。原理に基づく政策は長期のコミットメントを担保されており、原則があれば合意形成には一定の理路が用意される。
自民党政権は政治的利権の配分という実利主義によって長期のコミットメントを実現したが、高度成長後、その手法は行き詰まった。
保守には保守の、リベラルにはリベラルなりの原理原則が確認されるということこそ、今日の政治的閉塞状況を打破には必要なのであって、この挙党合意が達成できない政党にはそもそも存在価値がない。