完全なる報復 『完全なる報復』を観る。妻娘を殺され、司法取引によって犯人への裁きを歪められた男が特殊な才能を使って司法制度を揺るがす。男がジェラルド=バトラー、その恨みを買う検事がジェイミー=フォックス。平凡なサスペンスかと思いきや、意想外に逸脱していく後半は細かいことは気にしない感じが結構よろしい。でたらめといえば相当でたらめだけれど、工夫もまたあってこの手の映画としては悪くないと思うのである。 脚本が『ソルト』のカート=ウィマーで、話の捻り方はちょうどあんな感じで、つまり作風というようなものであろう。 共有:TwitterPrint