『アタック・ザ・ブロック』を観る。製作陣にエドガー=ライトの名前があり、ニック=フロストも顔を出している。ロンドンの公営団地限定で何故かエイリアンが襲来し、地区の不良たちがこれと戦うという話で、『ショーン・オブ・ザ・デッド』がそうであったようにジャンルのコアなファンが好きで作った映画というあたりを期待するわけだけれど、もちろん大作というわけではないし、そもそもエイリアンすら今どきCGでないないにもかかわらず、感心するような工夫があって、これにきちんと応えている。強盗として登場したギャングの少年達に対して次第に感情移入を促していくあたりの段取りもうまく、きちんと考えられている感じが好ましい。
ところで、このエイリアンの造形自体はどこかで見たような気がするのだけれど思い出せない。ちょっと藤子不二雄っぽい。