『ウソツキは結婚のはじまり』を観る。アダム=サンドラーとジェニファー=アニストンが、成り行きで吐いたウソを繕うためにいろいろ苦労するという「だけ」の話で、ほぼキャストと設定から予想される内容のみの映画。つまりアダム=サンドラーとジェニファー=アニストンのあけっぴろげなトーク、大人びた子役の生意気なセリフ、時折お色気、実はいい人、以上。というわけなので、相当に暇な方にもオススメするのは躊躇してしまう。ニコール=キッドマンが唐突に現れてオバはんなキャラでジェニファー=アニストンとやり合う宴会芸対決が見どころといえば見どころだが、これはむしろ映画史的惨事というべきではないか。