ギャングスター・ナンバー1

winter『ギャングスター・ナンバー1』を観る。ギャングとしてトップに登りつめた男が、老いて、かつて裏切った挙げ句に刑務所送りとしたボスが出所すると聞いて過去を振り返る。ポール=ベタニーが若き、悪魔的なギャングスタを演じている。仕立ての良いスーツと手縫いの靴にこだわるあたりが重要な性格設定になっているのだが実際、よく似合っていて、適役というほかない感じ。ポール=ベタニーもキャリアの初期にはこんな役が多かったが、最近は道を逸れているという気がしなくもない。
そのポール=ベタニー演じる主人公が、30年後にマルコム=マクダウェル演じる禿頭のおっさんになると言われても、俄に納得はしかねるとして。