どうでもいいことだけど、何につけカスタマイズをしないで使うのが好きである。余計な装飾をつけたくないのはもちろん、たとえばソフトウェアだって設定の変更は極力しない。iPhoneにだってケースなどつけない。
この嗜好がどこから来たのかつらつら考えるに、小学生の時分、自転車にゴテゴテとした装備をつけるのが流行って、例に漏れずウィンカーを装着した経験がトラウマとして作用しているのではないかということに思い至る。若気の至り、あの頃までは余分なものが好きですらあったのだけれど、わがままを言って買ってもらったにしては、あれほど過剰で無用なものもなかった。いやもう。そうだとすると、現在の趣味嗜好というのもネガティブな悔恨の念に支配されているのであり、何だかしゅんとする。