『リメンバー・ミー』を観る。『トワイライト』のエドワードこと、泥棒顔のロバート=パティンソンが主演のロマンス。いろいろとややこしい家族の事情が交錯する設定で、ことによるとホアキン=フェニックスのようにダークサイドに堕ちていってしまうのではあるまいかと心配させる雰囲気すらあったのだけれど、ほどほどに漂う和解の雰囲気にしょせん『トワイライト』だと思ったわけである。思ったのだが、それも驚天動地のラスト数分に腰を抜かすまでであって、なるほどこういう話であったか。脚本的には特にうまいとは思えないのだが、言いたいことはわかる。
ロバート=パティンソン本人が製作にも名を連ねており、本格的な役者としてのキャリアを積もうというところなのだろうが、今ひとつ自分を捨てきれていないというか、エドワードと微妙にキャラが被っていて、新境地を切り拓くには至っていない。