HELL

green『HELL』を観る。これもまた滅亡後の人類の姿を描いた映画で、ドイツ製であるところがちょっと目新しい。太陽に灼かれた大地を舞台としているあたり『マッドマックス』のようでもあるが、むしろ『ザ・ロード』に近く、とはいえ『ザ・ロード』に並ぶほどの内容はなくて、しかし生存と倫理を扱って何かと救いがない。光量の多すぎる画面は、これまたちょっと疲れる感じで、観るのに体力が必要な感じ。