で、iPadを導入した結果、テキストの作成環境は結局、Writeroomということで落ち着いている。iOS版のWriteroomも素晴らしく出来がよく、Dropboxのフォルダと同期がとれるのは基本としても、TextExpanderとも連携しているし、Extended Keyboard機能に任意の記号が割り当てられるのも重宝で、今のところこれといった不満がない。こういう芸当ができるので、ソフトウェアキーボードというのも案外快適である。
エディタ以上に重要となったのがDropboxで、iOSを使ったクラウド環境においてはアプリケーションがサポートしているということが決定的に重要になるが、ストレージに関して言えば事実上の標準となっているのがDropboxであり、たとえば同様のサービスであるはずのSugarSyncはこの点において大きく及ばない。スティーブ=ジョブズが買収しようとしたという話も宜なるかなという気がするし、こうした文脈においてDropboxのプレゼンスというのは今後ますます大きくなっていくだろうと思ったことである。