ウーマン・イン・ブラック

『ウーマン・イン・ブラック』を観る。スーザン=ヒルの『黒衣の女』の、今さらという感もある映画化作品で、ダニエル=ラドクリフが主演というのがウリだけれど、役柄が子持ちの弁護士である以上、間違ってもハリー=ポッターには見えないのは当然として、起伏のない役柄であることもあって正直ぱっとしない。
ジャンルとしては標準的な演出で、さほどの粗もないとはいえ、話の方もオーソドックスな怪異譚を越えるものではないので、見どころはといえば取り憑かれた子供たちというあたりなのだろうけれど、これまた今やよくある感じなので、全体にうーんという印象。

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