『シャドー・チェイサー』を観る。『マン・オブ・スティール』のヘンリー=カヴィルが主人公で、いかにもスーパーマンという感じの整った顔がもしかしたら一番の見どころであり、ブルース=ウィリスが父親の役で出演しているけれど正体はCIAという安直な展開に呆れる間もなく速やかに退場し、スペインを舞台にはしているけれど、だからどうというわけでもなく、そもそもまるで関係ない設定が散見されて93分という短尺すら持て余している雰囲気で、異国での巻き込まれ型サスペンスという特定ジャンルで考えてもかなり出来が悪い。