ペインレス

『ペインレス』を観る。冒頭からスペイン製ダークファンタジーらしいオーラが立ち昇るのだけれど、そこから覗き込んでいくのは肉体損壊と児童虐待、ファシストの暴虐にまつわる因縁話で、ちょっともう、この中世的な恐ろしさには滅入る。設定は概ね状況を作らんがための口実に過ぎず、いろいろの辻褄は合っていないにして、終盤にかけて話が意想外の方向に転がっていくのだけは確かで、これは一体、もとからこういう話として構想されたのであろうか。

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