『最強のふたり』を観る。ハリウッドでのリメイクが決まっているフランス映画で、難解なところはまるでないシンプルなドラマであり、麻痺により体を動かすことができない富豪とその介護人の話で、富豪自身の手記がもとになっているみたい。フランス映画なのに因業な人間すら登場しない、普通に気持ちのいい映画である。実際に看護人となっていたのは、アブドルという中東系の男性らしいのだが、本作ではアフリカ系の若者になっているあたりが現実の壁と見えなくもないけれど。
とはいえ、作中につかわれるEarth Wind & Fireの音楽がすべての基調であり、とにかく前向きなのである。