クラークの『神の鉄槌』を読んでいるのだけれど、映画『ディープ・インパクト』の原作というには無理があるとして(何しろ小説の方は22世紀が舞台なのである)作中に「石油戦争」における<砂漠の嵐>作戦が出てきたので、すわ現実が小説を模倣したかと思ったら、この本の初出は湾岸戦争後なので特に不思議もなかった。それはともかく、クラークは当時最新のトピックに基づいて歴史を書き込んでいたりするので、20年後に改めて読んでみると、分岐してあり得たかもしれない現在があって、やはりなかなか面白い。
クラークの『神の鉄槌』を読んでいるのだけれど、映画『ディープ・インパクト』の原作というには無理があるとして(何しろ小説の方は22世紀が舞台なのである)作中に「石油戦争」における<砂漠の嵐>作戦が出てきたので、すわ現実が小説を模倣したかと思ったら、この本の初出は湾岸戦争後なので特に不思議もなかった。それはともかく、クラークは当時最新のトピックに基づいて歴史を書き込んでいたりするので、20年後に改めて読んでみると、分岐してあり得たかもしれない現在があって、やはりなかなか面白い。