あの花

いい年をして、ということはあるにせよ、三つ子の魂百までという言葉の通り、アニメには比較的、関心が残っているほうである。そうは言ってもオンエアの番組を追うようなことはなくて、『四畳半神話体系』みたいな例外を除けば、評判の高いものをDVDで観るくらい。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はそのタイトルこそ知っていたけれど、そもそもどんな話かすら知らず、しかしその支持の高さは看過できないというわけで、観てみた。観ながら、なんだかピンとこないので少し困っている。秩父か、秩父だからなのか。設定からして『IT』を想起している時点で、何かしら掛け違っているわけである。