すべてがFになる

このところ遠ざかっているとはいえ、森博嗣の初期の小説は欠かさず読んでいたこともあって、どうして今さらと思いながらもテレビドラマ化なったS&Mシリーズ、『すべてがFになる』をみる。冒頭、早見あかりのインパクトに振り落とされそうになりつつ、しかし意外に原作そのままじゃないかと自分を納得させてはいたのだが、しかし。
『冷たい密室と博士たち』のエピソードから始まるのもいいにして、とにかく、極地研に忍び込むあたりがどうみてもドリフの泥棒コントという演出センスがすべて。