オールド・ボーイ

『オールド・ボーイ』を観る。パク=チャヌク版の10年後に作られたスパイク=リーによるリメイクで、チェ=ミンシクの役をジョシュ=ブローリンがやっている。映像としてはオリジナルの映画に近いシーンはあるにして、全体にパルプノワール調の翻案となっている。ジョシュ=ブローリンの顔はもともとアメコミそのもの。
初見のインパクトには及ばないハンデはあるといっても、監禁期間が15年から20年に延びているわり、描写の凄惨さについてはそもそも半島の映画の腰の入り方が違っていて、こちらは所詮R15である。スパイク=リーが久しぶりに撮った映画としては微妙という気がするけれど、もちろんサスペンスとしてはもとが十分によく出来ているので損はない。

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