『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を観る。いかにも『アベンジャーズ』以降の道具立てといった感じの本作だけれど、スーパーヒーローものの骨格ではありながら、S.H.I.E.L.D.を舞台にした陰謀ものであり、気合いの入った襲撃シーンに身を乗り出しているうちバタバタと最後まで。スリラーとしてのこのスピード感とお金の掛かり方はさすがマーベルである。キャプテン・アメリカも微妙なキャラクターだと思っていたが案外、悪くない。ロバート=レッドフォードもここに来てずいぶん老け込んだ感じがしないでもないが、この歳で新鮮な役回りというのがやっぱりすごい。