トライアングル 『トライアングル』を観る。一時期、雨後の筍のごとく流行った不条理系のスリラーのひとつで、面白味がどこかということが半ばを過ぎるまでよく分からないという構造上の難点をもっているので、ちょっと微妙だし、面白いかと問われればこれまた微妙というところがあるのだけれど、しかしきちんと円環が閉じるようには作られており投げ出した印象がないのは評価できる。新本格の佳作といった感じで、良くも悪くもだいたいそんなところ。 共有:TwitterPrint