スポーツ全般にほぼ興味がないのだから、それがウィンタースポーツだろうが心動かされることはないし、ソチの冬季オリンピックに至ってはロンドンオリンピックの4倍にあたる500億ドルが投じられているというエコノミストの記事にたまげたくらいで開会式すら観ずにいたのだけれど、ウチの坊やが熱心にみているスノーボードを夜半、予選から眺めている。
そんな観客ですら知っているショーン=ホワイトは、絶対王者と持ち上げられたうえに、バンドデビューの経緯まで取り上げられて、いいところもなく終わりというちょっと気の毒な展開。これまでに二度、金メダルという実績はともかく、イメージ先行のストーリー作りはちょいと安易な方向に流れているのではあるまいかと、例によってテレビ制作のあり方に疑義を呈する次第である。