『ヒューゴの不思議な発明』を観る。『エンダーのゲーム』ではひと回り大型化していたエイサ=バターフィールド君だけれど、若いのになかなか立派な役者ぶりである。クロエ=グレース・モレッツとふたり、やはり子役が活躍しているのだけれど、冒頭の駅の造形から素晴らしく芳醇な画面となっており、その世界観はいろいろ楽しい。それ以上に、これは原作の功績というべきだが、特撮の父ジョルジュ=メリエスの登場するストーリーは素晴らしく、ジュード=ロウの影が薄いのもあまり気にならない。3D映画の黎明にこの題材で撮ろうという心意気が上等ではないか。堪能した。