仕事でかかわった若い人の壮行会が松本の鳥料理屋であって、終電ひとつ前の電車に乗る。地方都市のこの時間の電車はほどほどに混んでいるとはいえ座れないというほどでもないのだけれど、このとき向かい合わせに座った女性はホームから乗り込むときには既にMacBook Airの13インチを開いていて、おそらく駅のベンチで始めた作業を早速、再開して何やら打ち込んでいる。今どきiPhoneでもiPadでもなく、スキマ時間に敢然とパソコンで作業をしようというひとを久しぶりに見た気がしてちょっと感動し、発売が予想されているAirのRetinaは是非、一台買い求めようと他愛もなく影響されたのである。