ニック=ハーカウェイの『世界が終わってしまったあとの世界で』の上巻を読みすすめている。原題の『The Gone‐Away World』を酌んだ邦題はちょっと切ないような印象のタイトルだけれど冒頭、テリー=ギリアム調の終末世界に始まって、舞台は「ぼく」の過去に遡って語られるので不思議な青春小説の趣があり、凝った言い回しに馴れてくると、これが面白いし、急速に逸脱してく世界観もシュールでいい。Amazonのレビューには不当というべき投稿が1件きりという寂しさだが、既にして傑作の予感。
ニック=ハーカウェイの『世界が終わってしまったあとの世界で』の上巻を読みすすめている。原題の『The Gone‐Away World』を酌んだ邦題はちょっと切ないような印象のタイトルだけれど冒頭、テリー=ギリアム調の終末世界に始まって、舞台は「ぼく」の過去に遡って語られるので不思議な青春小説の趣があり、凝った言い回しに馴れてくると、これが面白いし、急速に逸脱してく世界観もシュールでいい。Amazonのレビューには不当というべき投稿が1件きりという寂しさだが、既にして傑作の予感。