ハヤカワ近刊の『富士学校まめたん研究分室』を、ほぼ予備知識なしに読む。理系女子版森見登美彦と思わせつつ、結局のところ、どちらかといえば有川浩っぽい。映像的なクライマックスは悪くないし、タチコマのイメージ通りの「まめたん」の運用はちょっとした楽しさだけれど、ロマンスの風味はいささか甘過ぎる。
ハヤカワ近刊の『富士学校まめたん研究分室』を、ほぼ予備知識なしに読む。理系女子版森見登美彦と思わせつつ、結局のところ、どちらかといえば有川浩っぽい。映像的なクライマックスは悪くないし、タチコマのイメージ通りの「まめたん」の運用はちょっとした楽しさだけれど、ロマンスの風味はいささか甘過ぎる。