津軽百年食堂

少し前までは『Ku:nel』を愛読していたものだけれど、最近は『暮しの手帖』を眺めるのが好きである。こうした変化も年相応というわけで何の不思議もないけれど、こういう方面の小説が読みたくなって『津軽百年食堂』を読み始める。著者の森沢明夫は同じ1969年の生まれで、冒頭、登場人物が神棚に向かって今日もまた普通の一日でありますようにと祈る種類の物語である。いい。