『犯罪心理捜査官セバスチャン』を読んでいる。訳者にヘレンハルメ美穂という風変わりな名前が入っている作品には『ミレニアム』とか『三秒間の死角』があって、いずれも北欧ミステリのレベルの高さを示す代表作というべきだが、本作もなかなか悪くなくて、己が内なるヘレンハルメ美穂のブランドイメージは高まりつつある。登場人物の心理に自在に分け入って、しかも視点の切り替わりが速いあたりはスウェーデンミステリの特徴であろうけれど、これも多分にもれず、ユニークなキャラクターの創出に成功している。
『犯罪心理捜査官セバスチャン』を読んでいる。訳者にヘレンハルメ美穂という風変わりな名前が入っている作品には『ミレニアム』とか『三秒間の死角』があって、いずれも北欧ミステリのレベルの高さを示す代表作というべきだが、本作もなかなか悪くなくて、己が内なるヘレンハルメ美穂のブランドイメージは高まりつつある。登場人物の心理に自在に分け入って、しかも視点の切り替わりが速いあたりはスウェーデンミステリの特徴であろうけれど、これも多分にもれず、ユニークなキャラクターの創出に成功している。