財政ファイナンス

米国の出口戦略にあわせて円安を後押しする方向にアクセルを踏み込もうという判断は日本の金利上昇を抑え込むためには他に余地のない、ひとつ残された突入口とも見えるけれど、そもそもこの異常な緩和状態が制限速度を大きく上回る高速ドライブである以上、いつか打つ手がなくなって激突することは避けられない。その激突のイメージは繰り返し脳裏に浮かぶけれど、実際には異常なインフレ状況として現出するであろう。