Sell in May

米国株は夏場にかけても上昇を続けて、調整があるという意見とまだまだ伸びるという意見が入り乱れる時間帯となってきているけれど、それもこれも通常、見られていた水準調整が今年はなかったというあたりに経緯は始まっており、つまるところどうして5月調整がなかったのか。もちろん、いろいろな要因があるにして、実はSell in Mayの熱心な信奉者であったジム=オニールが引退したことが大きいのではないかと勝手に思っている。資産運用というのは下げることでも儲けるのであり、その立役者を失って上がり続けるだけの株式を、結局のところ参加者は持て余しているのではないかという気がする。