今年も何となく年が明けて、お節を食べたりBSプレミアムの映画をとびとびに観たりした後は、特に目的もなく神田から秋葉原界隈をウロウロする。街は元日から平常運転というべき賑わいで閉まっている店の方が少ない印象なのだけれど、このあたりが正月気分を希薄化させている一因とも思え、休むべきは休んだらどうかと思うわけである。
とはいえ、一消費者としてはこのところ研究しているイヤホンの専門店をひやかしたりして結構、楽しむ。スマホ文化の隆盛に呼応するかたちでイヤホン、ヘッドホンは改めて一大セグメントに成長している様子で、しかしハイエンドからローエンドまでプレイヤーは数多あって競争の厳しい業界であり、その切磋琢磨がさらにマーケットの活性化を促すというサイクルがあるとみえてなかなか興味深い市場になっているみたい。そんなわけで、この分野には昔ながらの秋葉原文化が少し残っている感じで店舗巡回も奥深いのである。