『るろうに剣心』を観る。実のところテレビでやっているのをみて、ちょっと目が離せなくなってしまったのである。それが何であれ、警察署襲撃というシチュエーションが好きであるがゆえ。佐藤健の立ち回りは噂に違わない切れ味で感心する。もちろん、考証には一切関係なく、劇画的に凝りまくった美術もちょっと邦画っぽくなくて、ついに本邦のコミックからもこのレベルの実写が出たかと思えば、海の向こうのマーベルの映画ばかり観ている身としては心強い。
テレビ放映ということで、本編はだいぶカットされているはずなのだけれど、なかなかのものだったので続きもDVDを借りて観てみることにする。原作のマンガは読んだことがないので、ファンなら抱くであろう葛藤の一切に無縁であるというのが強み。