『イフ・アイ・ステイ』を観る。クロエ=グレース・モレッツがロマンスのヒロインというのは珍しいような気もするけれど、もとがヤングアダルト小説なのでいろいろ甘ったるい。演じるのはチェロの才能をもつ少女という設定だけれど、恋に惑いつつジュリアードを受験するという王道の展開はともかく、実際にチェロを弾いてみせる女優の様子には気迫がこもっており、才能ある演奏者にみえることには感心した。プロの仕事というべきである。しかしまぁ、ストーリーは吸血鬼のほうがまだしもというものではあるまいか。特に子供の親にとっては。