『エクスペンダブルズ3』を観る。いつもの通りといえば、むろん変わりようもないシリーズだが、今回はメル=ギブソンが悪役で登場し、キャリアの危機という通説に自ら折紙を付けている。エクスペンダブルズにはウィズリー=スナイプスも合流し、みんなで集まって己が行く末を案じているのは相変わらずで、無論のこと、このフォーマットが本シリーズの持ち味であるのは水戸黄門と変わらない。アーノルド=シュワルツェネッガーとの共演も今や目新しいという感じではないので、映画としての見どころは今ひとつ。強いて言うならアントニオ=バンデラスで、新境地のキャラを切り拓いている。