『カンパニー・オブ・ヒーローズ』を観る。一応、バルジの戦いのさなかという設定になっていて、タイトルがほのかのに醸し出すように『バンド・オブ・ブラザース』へのオマージュでもあることが明らかで、考証など望むべくもないにしてBOBのコードをうまく消化している雰囲気があるので序盤はそれなりに観られる。後半にかけては『イングロリアス・バスターズ』まで引用し始めるのでB級の風味は抑えようがないのだが、トム=サイズモアやヴィニー=ジョーンズあたりが出演しているので何となく形がついている。
先行作品のイメージをあれもこれも引っ張って来ているのは低予算映画なりの戦略とみえ、終盤にかけて訳のわからない感じになっていくのもちょっと仕方ない。