『ダイバージェント』を観る。よくあるディストピアものといえばよくあるディストピアもので、もとはヤングアダルト向けの小説だというから、いずれみたことがあるような話ではあるものの、それなりにきちんとした作りの画面ではあって、展開も速いので飽きない。筋書きに大差はないとして、同じような映画と比べても幾分マシというところではあるまいか。
『きっと、星のせいじゃない。』のシェイリーン=ウッドリーが主人公のトリスを演じていて、青春もののフォーマットを際立たせている。特別な存在であることの恍惚と不安ともに我にありという役回りをうまくこなしているけれど、好き嫌いは分かれそうな感じ。