『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』を観る。ジョニー=デップがいかがわしいチャーリー・モルデカイを気持ちよさそうに演じて米国を植民地呼ばわりしているし、グウィネス=パルトローやポール=ベタニー、ユアン=マクレガーまで出演していて賑やかな映画になっており、ゴヤの絵をめぐる争奪戦という筋書きではあるにして、つまりマクガフィンなので話はあってないようなものだけれど、ドタバタとした見どころはたくさんでそれなりに楽しい。なんだかひどく懐かしい映画を観たような気になる。こういうジョニー=デップはもう十分という意見はあるにして、ポール=ベタニーは新境地といえる存在感でなかなかいい感じ。